西空の彼方に 細く傾いた 真冬の眉月 儚い風につかまれて 淡い淡い粉雪が 私の頬に舞い落ちた 涙腺が糸のような雫を押し出し 冷たい結晶を溶かしながら やがて 夕闇に消えていく 雲の上から 手を振るあなたに 私の声は届くでしょうか ぎゅっと瞼を絞ったら …
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